ボウリングのローダウン投法の投げ方・コツ
ローダウンとは、高速回転のボールを投げるためのリリース技術です。
ちなみに、このローダウンという言葉はアメリカから来たわけでなく、和製英語なので注意してください。
さて、このローダウン投法ですが、最近は日本でも珍しくなくなってきましたよね。とはいったものの、うまく使いこなすのはなかなか難しい技術でもあります。
ローダウン投法を実際に見てみる
上で紹介したとおり、ローダウンは高速で回転するボールを投げるための技術な訳ですが、まずは実際にどういったものなのか見てみましょう。
上の動画は、ボウリング界隈で有名なSKYtomo(スカイトモ)さんのものです。
見ての通り、すごい回転で迫力満点ですよね。こういったボールがコントロールよく投げられるようになれば、スコアの向上が見込めます。
ローダウン投法のやり方は?
普通の投げ方では肘・手首は曲げないのが鉄則ですが、ローダウン投法の場合はリリースの前まで肘や手首を内側に折り曲げてボールを抱え込みます。
そして、リリースの時に肘を伸ばし、手首を外側に折ることで強制的に親指を抜いていくんです。手首の動きとしては、フリスビーを投げる時を意識してもらえればわかりやすいでしょう。
また、ローダウン投法の場合は、控えめに前にボールを出すようにするか、もしくはほぼ前に出さず下に落とすようなプッシュアウェイをするのがいいです。
ローダウン投法上達のコツ
上達するにはやはり、数多くの実践例を見て、実際に自分で実践して身につけていくしかないんですよね。
月並みではありますが、地道に練習を積むのが上達するコツだといえます。
ローダウン投法の参考書籍・教材
ローダウン投法の参考書籍としては、「スコアアップ・ボウリング」があります。
ローダウンとはどういったものなのかということや、写真や図を用いてひじ・手首の動かし方(リリースの流れ)が解説されているのでわかりやすいです。
また、ローダウン投法の練習方法についても書かれています。
映像というわけではないのでわかりにくい部分もあるかと思いますが、入門編としては最適だと言えるでしょう。
内容は中級ボウラー向けということで難しい部分もありますが、初心者でも参考になります。
ローダウンを映像も交えて学びたい人向け教材
上で紹介したのは書籍で、あくまで紙面上で学ぶというものです。なので、概要や理論はわかったとしても、イメージはしにくいんですよね。
そこでおすすめなのが、「東大式 ローダウン解体新書 山本×金子 『高速回転』マスター講座」という教材です。
この教材は106分の動画でローダウンを学ぶことができます。
有料のものですが、販売サイトではローダウン投法で実際に投球している動画を無料で見ることもできるので、一度のぞいてみるといいでしょう。
※ 現在、販売中止となっています
ローダウン投法以外の高速回転ボールの投げ方
ローダウン投法は高速回転のボールを投げるためのリリース技術ですが、ローダウン以外にも高速回転ボールを投げる方法があります。
その方法が、サムレス投法と両手投げです。
- サムレス投法
- 両手投げ
サムレスはその名前の通り親指を入れないで投げるもので、ほぼ曲がらないとされるハウスボールでもかなりの曲がりを実現することができます。
また、両手投げは一般的なイメージの、股の間を通して投げるというものではなく、一連の動作に対して、左手はボールを補助する形で操作するものです。
まだまだ少々数派ですが、プロでも両手投げの人は存在し、大会でも上位に食い込むなど近年注目度が増しています。