ボウリングの投球のやり方・投げ方のコツ
ボウリングの投球の方法がよくわからない、フォームがきれいにならなくて不満、そういった悩みを抱えていませんか?
ボウリングで高いスコアを出すには投球の一連の流れがとても重要なので、しっかりと正しいフォームで投げられるようにすることが大切です。
ボウリングでの一連の投球動作
ボウリングでの一連の投球動作は下記の通りです。
- ボールを持つ
- 目標を定める
- 立ち位置を決める
- ボールを構える(アドレス)
- ボールを前に出す(プッシュアウェイ)
- ステップ&スイング
- リリース
大まかには上記のような流れとなります。
いいスコアを打つには1つ1つの動作が重要になるので、細かく確認しながら投球スタイルを作っていきましょう。
ちなみに、ここでは最も一般的な片手投げについて扱いますが、最近は両手投げも人気が出てきています。両手投げについては別ページで解説しているので、興味のある肩はそちらをご覧下さい。
ボールの持ち方
ボールの持ち方(握り方)にもいろいろな種類があるのですが、基本的に親指・中指・薬指をボールの穴に深く入れて握れば問題ありません。
たまに人差し指と中指と親指で握っている人もいるんですけど、それだと投げづらいですし変な方向に転がっていってしまいます。
ボウリングをある程度やる人ならそんな持ち方しないよ!と言うかもしれませんが、ほとんどやったことがない人はこうした基本的なボールの持ち方も知らない場合がありますからね。
目標&立ち位置決め
投球するには、どこを目標にするか決めることが大切です。
狙う場所としてはピンがありますが、距離が遠くてねらいにくいんですよね。
そこで多くの人が利用しているのが、スパットです。レーン手前にある黒い三角で、近くにあるのでねらいやすいんですよ。
今までピンを狙って投げていて、スコアが思うように伸びないというのであればスパットを狙うようにするといいでしょう。
ちなみに、ピンを狙って投球するのはピンボウリング、スパットを狙って投球するのはスパットボウリングと呼ばれています。
目標が決まったら、次は立ち位置を決めます。目標に向けて正確に投げられるように、左右の立ち位置を調整しましょう。
また、助走距離に合わせて、前後の立ち位置も調整してください。
立ち位置決めの際は、アプローチ(投球する場所)に黒い点(ドット)があるので、それを参考にするといいでしょう。
ボールを構える(アドレス)
ボールの構え方ですが、基本はお腹と胸の間くらいです。ただ、実はボールの位置に決まりはなくて、高い位置で構える人や、逆に低い位置で構える人もいるので、やりやすいものを選ぶといいでしょう。
また、体の中心ではなく、肩の前付近に構えるといいですね。ボールを前に出してスイングする際、構えている位置が左右にずれているとスイングもずれます。
例えば、体の中心で構えて動作を始めると腕が外側に流れますし、逆に体の外側で構えると後ろにスイングした際背中の方にボールが流れてしまうんですよ。
スイングがぶれるとコントロールがつきにくくなるので、無理なくスイングできるよう構える場所も調整してください。
ボールを前に出す(プッシュアウェイ)
ボールを前に出すことを、プッシュアウェイと言います。
やり方としては単純にボールを前に差し出すように動かすのですが、その際足は1歩目を踏み出してください。
また、腕はある程度伸びた状態にしましょう。高さとしては構えた位置の前ですが、中にはあえて高い位置まで上げたり、やや下目に出す、そのまま腕を下すようにスイングに入る人もいます。
プッシュアウェイについても、自分に合った方法を探してみるといいでしょう。
ステップ
一歩踏み出して投球に入るのですが、ステップを5歩にする場合は左足から、ステップを4歩にする場合は右足から踏み出します(右利きの場合)。
基本は4歩助走なので、ここでは4歩での投球の流れについて紹介します。
一歩目:足を踏み出すとともに、左手を離します。
二歩目:ボールは体の横らへん、左手は伸ばさずに楽にしておきましょう。
三歩目:ボールはバックスイングのトップまで行っているはずです。特に力を加えずに、ボールの動きに身を任せましょう。また、この時に左手は伸ばしておきます。
四歩目:左足を前方にスライドさせながら、ボールをリリースします。この時、ボールは強く握らずに、自然に離すようにしましょう。
スイング
投球のポイントとしては、肩を軸にして振り子のイメージでボールを動かすことです。変に力を入れたりする必要はありません。
ボールの重さを使ってダウンスイング、そしてバックスイングをしていきます。スイングの際は流れに任せ、肩から地面にかけての腕の動きを意識しましょう。
このダウンスイング・バックスイングがぶれないようにするためには、アドレス・プッシュアウェイが重要です。また、左腕は体の横に伸ばし、バランスをとるようにすることも忘れないでください。
バックスイングでボールは後ろに行きますが、高さとしては肩よりやや高い位置にくることが多いでしょう。ただし、これはあくまで一般的な話で、人によって違います。
より高いほうがスピードが出て派手にはなりますが、無理に力を入れて高くするとフォームが崩れたり腕がぶれやすくなるので、あくまで自然の動きに任せましょう。
ちなみに、バックスイングでの頂点をトップと言い、そこからはフォワードスイング(前方へのスイング)に入ります。
⇒ ボウリングの腕の振り方(スイング)について詳しくはこちら
ステップとスイングのバランスを意識する
ステップとスイングがバラバラになるとフォームが崩れ、コントロールを失ってしまいます。
コントロールよく投げるためには、ステップとスイングのバランスが必要です。
ポイントとしては、足の運びを意識することによって調節することが挙げられます。スイングについては、ボールの重さを使って自然にスイングするため、細かな調整は難しいからです。
もちろん、プッシュアウェイで前に出す高さを変えたり、ボールの重さを変えてスイングの感覚を変えることはできますが。
ステップですが、基本的に歩幅を長くすればそれだけ時間がかかり、歩幅が短ければそれだけ時間が短くなります。
スイングの際に余計な力だ入っていたりステップと合わずにあわてたスイングとなってしまっている場合などは、ステップ幅を調整してみてください。
リリース
フォワードスイングの後は、リリースして終わりです。
目標に向け、握手するようなイメージでボールを投げるといいでしょう。
また、リリースの際の指の位置でボールの回転も変わります。ストレートを投げるのであれば、親指は12時の方向を向けるようにしましょう。
⇒ ボウリングでまっすぐボールを投げるには?投げ方のコツを解説
その他の球種としては、フックボールであったりカーブボール、バックアップボールがあります。
変化するボールが投げられればそれだけ投球の幅も広がりますが、そのためにはハウスボールだと厳しいでしょう。
初級者であれば、まずはハウスボールで練習を積んだほうがいいと思います。
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